ホウライシダを見ていて思うこと

神戸の市街地を歩いていると溝辺や石垣に
ホウライシダが生えているのをよく見る
ホウライシダは観賞用に栽培されていることが多い
日本の暖地には自生もしているが栽培されていたものが
逃げ出して広がっているのも多い

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ホウライシダは神戸では自生していないが栽培されていたものが
逃げ出して市街地でかなり広がっている

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一方、ホウライシダと同属で神戸で自生しているものにハコネシダがある
ハコネシダは比較的自然度が高いところに生えていて
神戸では絶滅危惧種に指定されている

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ホウライシダやハコネシダの仲間の総称としてアジアンタムと呼ばれている
アジアンタムといえば園芸でよく使われている。
このようにハコネシダはホウライシダと似ていてやさしい美しいシダだ

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ハコネシダとホウライシダは野外で見かけて迷うことがある
そのときに、わたしが頼りに見るのはソーラス(胞子嚢)のつき方だ
ホウライシダはソーラスが各破片に複数ついているが
ハコネシダは1個だけだ

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ホウライシダが園芸としてうまく利用されることは大変いいことだと思う
一方、管理の不行き届きなどでホウライシダが大量に逃げ出している
現象は大きな問題だと思う
園芸の植物がうまく管理されることがすごく大切だと思う

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