キクバヤマボクチの花が

昨日、六甲を歩いたとき、キクバヤマボクチの花が咲きだしていた
「えっ、もうこの花が咲いているの?」という感じだ

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キクバヤマボクチの花は大きく、色もすごく素敵でとても美しい花だ

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しかし、この花を見るのにはすごく待たされる
夏の初めにキクバヤマボクチを見るとつぼみができている
そして花が咲くこの時期までつぼみの様子はあまり変わらない
つぼみを見て「花が咲いている」と思いがちだ

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長く待たされやっと咲いた花が大きくて美しいから
この花を見たときにうれしさは格別だ

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だけどキクバヤマボクチのたくさんの花が
咲きそろっているのを見たことがない
一つの花が咲いている期間はすごく短いのだ
だから、つぼみや咲いている花、咲き終わった花が混在している
状態なのだ

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キクバヤマボクチの花がおわるとまもなく枯れ色になり
実が熟す時期をむかえる
だが実が熟した光景は冬になっても見られる
キクバヤマボクチはどのようにして種をまき広げているのだろう?

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キクバヤマボクチの枯れた状態になった実をつぶしてみると
綿毛がついたタンポポの種と同じ構造だ
ということは風邪で種を運んで巻き広げる作戦なのだ
でもうまく風邪に運ばれている様子を感じられないキクバヤマボクチだ

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つぼみの期間も実になってからも長い期間
変化を感じないキクバヤマボクチが
いま豪華な美しい花を開きはじめている
開花はごく短いだけに余計に楽しみたいキクバヤマボクチの花だ

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