クマツヅラの花が

近くを歩いていたらクマツヅラの花が咲いていた
クマツヅラは人里近くの限られたところでしか見ない
昔は薬草として用いられたとか
古い帰化植物だと考えられている

クマツヅラは花穂が細く花が咲いていても目立たない
一方クマツヅラ属は別名バーベナ属
ビジョザクラの名をもつバーベナと同じ仲間だ
一つ一つの花を見るとビジョザクラの花と似ている

クマツヅラの葉は対生についている
切れ込みが面白い葉だ
茎の断面は四角形である

クマツヅラはすごく枝分かれをして茎が長く伸びる
見れば茎がぐじゃぐじゃになり伸びていることがある

クマツヅラと同属でよく見るものにアレチハナガサやヤナギハナガサがある
花穂の様子はそれぞれ特徴的だが
5裂した花冠をもつ花は非常によく似ている

クマツヅラ、アレチハナガサ、ヤナギハナガサそれぞれ葉は対生につく
茎が四角形というのも共通だ
さすが同じ仲間だ

だがアレチハナガサやヤナギハナガサは帰化植物だ
古くから日本の里で花が咲くクマツヅラは
華やかではないけれど、しずかに花を咲かし続けている